ワクチン接種の体験談

セイファーセックスは感染症予防に効果は大きいが、いつも完璧に出来るかどうかは自信が無かったので、今回、接種した。ワクチンも3回の接種のための時間やその都度費用は掛かるが、感染した時に掛かる入院や治療にかかる時間や費用に比べてはるかに負担も少ないと思う。ワクチンで防ぐ方法があるなら、自分の身を守る為に今後も取り入れていきたい。(40代 男性 埼玉県)

流行しているという情報を得て不安になったので自分から担当医にお願いして接種しました。もともとCD4が50を切っている低い状態でHIV感染を知ったので、先生と相談し、200に上がるまで様子を見てから接種しました。合計三回(初回、1ヶ月後、半年後)ワクチン接種が必要とのことで、現在二回目までが終わっているところです。
私自身も今後色々とワクチン接種をしていこうと考えています。(30代 男性 神奈川県)

海外旅行に行く前、行き先の国がA・B型肝炎の予防接種をしておいた方が良いと指定されていた国だったので、近所のクリニックで1回目の接種。2回目、3回目は、ハガキで連絡しますと言われていたのですが、ハガキが来ることはなく、すっかり2、3回目の接種を忘れてしまいました。
数年後、転院の際、A型肝炎のワクチンを打っておいた方がいいですよと言われていたのですが、次の血液検査で抗体が既にあることが判明。気がつかなかったんですねと呆れられました。風邪のような症状がしばらく続いていたはずとのこと。風邪を元々気にしない性格なので、また、症状がひどくならなかったこともあって見過ごしてしまったようです。(40代 男性 東京都)

地元でできる医者を探すのに苦労しました。近くで接種してもらえる医院を見つけましたが、B型肝炎しかやったことがなく、A型肝炎は勝手がよく判らないと言われて困りました(笑)。結局、処方通りに2回目は1か月後、3回目は半年後にとお願いして、1回目の接種を済ませました。
ここを見付ける前に問い合わせた医療機関は、平日午前中だけとか、かなりの高額だったり、B型肝炎と違ってA型肝炎ワクチン接種はレアケースに思えました。ゲイフレンドリーな診療所が有れば助かるんだけど、自力で探すしかないのがキツいです。(50代 男性 兵庫県)

その他の体験談から

ネットで知り合った人たちと、10名ほど肉体関係をもっていて、コンドームを使用していませんでした。14年ほど前、大学4年の時に、体調不良が続き、黄疸がでて、近所のクリニックから総合病院を紹介されて、そのまま入院になり、1ヶ月ほど入院して、投薬などもなく。ひたすら安静にしていたら、症状も落ち着き、退院しました。数回、経過観察で通院しましたが、幸いにも抗体がつき、慢性化せずに良くなりました。
その全員に、伝えるのが、入院中、一番大変だったことと、パートナーに感染させてしまっていたこと、セクシャリティや病名を病院内で家族や見舞客に分からないように配慮してもらうことなど、心労が絶えず、思いのほか入院が伸びました。(30代 男性 東京都)

以前の拠点病院での接種指導はおそらく患者ごとの個性に応じた指導なのかもしれませんが、転院後に通う拠点病院ではかなり積極的な接種指導がされています。私は以前の通院先では自ら接種を申出、3回目は転院後の拠点病院で行いましたが、副作用があり、翌日まで微熱が出てしまい、きつかったです。予防接種で防げる病気への自覚がもっと必要だと思うのですが、様々な、個性が強いゲイがどれだけ冷静に自分の置かれている立場・状況を理解し、どこかまで予防行動を出来るのか? という意識を持つ必要があると思いますが、なかなか難しいですよね。(50代 男性 東京都)

ハッテン場での感染です。体がだるいので病院に行ったら最初は梅毒の診断をされました。その後1週間たっても症状が治らず、悪化するだけだったので病院に行ったら、A型肝炎の診断がされそのまま入院になりました。(40代 男性 茨城県)

性行為の際、相手のステイタスがわからないのであれば、リミングはしない方が良いと思います。ワクチンの、2・3回目の接種を忘れないようにしましょう。(40代 男性 東京都)